世利隆之+坪谷彩子展
「水際 舟 光線」

会期:2005年12月19日(月)〜12月24日(土)
開廊時間:12:00〜19:30
※23日(金)、24日(土)は17:30まで


世利隆之
Takayuki Seli

●作家略歴:
福岡県に生まれる
桑沢デザイン研究所 卒業
写真家 藤森 武に師事する
現在 フリーランス フォトグラファー

●展覧会歴:
1994年 夜/10展 銀座竹川画廊
1995年 残音と残色展(三鷹市民ギャラリー /三鷹)
2001年 青葉トリエンナーレ(美しが丘公共スペース)
2002年 スタジオオーヴ展(スタジオオーヴ/稲城)
2002年 個展(マキイマサルファインアーツ/新橋)
2004年 スタジオオーヴ展(スタジオオーヴ/稲城)
2004年 青葉トリエンナーレ(美しが丘公共スペース)
2005年 愛知万博リサイクルアート展(愛地球博会場内)

●賞歴:
2001年 青葉トリエンナーレ 優秀賞
2002年 DDAアワード 奨励賞 資生堂ディスプレイ AD角田奈緒
2004年 DDAアワード 奨励賞 Levi's ディスプレイ AD齋藤良
2005年 愛知万博リサイクルアート ノミネート


坪谷彩子
Ayako Tsuboya

●展覧会にあたって、テキスト:
水際を行き来する小さな舟
光線に現れては消える水際
舟の隙間からこぼれる光線

これまで、陰影と旅をテーマに様々な手法を試みてきました。土台となるテクニックは持たないまま、繰り返し身体にすり込まれてきた色彩に関する手練と、石版 画という技法を通して目に見えるかたちを作ってきたように思います。特に石版画の技法からは、石と水と油という3つの素材が生み出す自然現象の面白さを知 り、それは、コンピュータで作業をするようになってからも、描くことや考えることの根源的な部分を支えてくれているかもしれません。
石版画・印刷機とコンピュータ・プリンタは、ツールとしても、手法としても、対極にある印象があります。しかし私にとっては、共に発想の源を具現化するために、同じくらい経験豊かな旅の伴侶でもあります。身体を延長し、より遠くへ旅立たせてくれる舟のようなものでしょうか。

自 ら歌う詩のような物語画と並行して、ひとつのきっかけから、この1年ほどはArt&Scienceというテーマにとり組んできました。これはひと りの人間のうちに、芸術的視点と科学的視点の双方を同時に育むことで、見えてくるものを描くという試みです。自然科学は、デザイン・アートの発想の大きな 源でもありました。テクノロジーによって隠されてしまった自然の理や面白さに目を向け、改めてグラフィックデザインワークに取り入れてみたいと思っていま す。

今回は、生物の美しさとアルスノート(Arsnote Lab.:http://www.arsnote.com/arsnote/index.htmlより)の考え方より生まれた構成のモジュールを組み合わせた平面画に挑戦。

●作家略歴:
東京に生まれる。
女子美術大学産業デザイン科 卒業
家電メーカーのインハ ウスデザイナー、古書店勤務、沖縄の製糖工場勤務後、女子美術大学デザイン学科研究室助手を勤める。そのかたわらで、阿部浩工房でリトグラフを修業。現在 同研究室勤務およびArsnote Lab.研究員として、かたちや色に関わる造形プロセスの記述や造形デザインへの応用を模索中。常に「はじめて」と「むかしから」に好奇心を寄せて活動 中。印刷のしくみと効果全般に興味があり、現在はこれまでのテーマの中から、特にデジタルのアナログ的手法に注目した表現を思考中。




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